材木のはなし |
---|
住宅で使用される主な木材を紹介します。 |
■檜 特有の芳香と光沢があり、耐久性も高い。 高級木材として
(ヒノキ) 一般的に有名。 『総ヒノキ造り!』という言葉を、よく耳にしませんか? ■杉 ヒノキと並ぶ日本の代表的な樹木。 『秋田杉』が有名。樹の中心は
(スギ) 赤色か赤褐色、縁にいくほど白色になります。主に柱として使用。 ■檜葉 『青森ヒバ』が有名。『総ヒバ造りの家』もあります。腐りにくいといった
(ヒバ) 特徴から、土台に使用される事が多い。檜よりも白蟻に強い。 ■米松 北米からの輸入木材。強度があることから梁材に使われることが多く、
(ベイマツ) また合板材としても使用されます。 ■米栂 米松と同じく北米からの輸入木材。主に、柱・土台などに使われます。
(ベイツガ) 杉より白く匂いが無いのも特徴です。 |
|
シックハウスのはなし |
---|
■シックハウスとは? 新築やリフォームした住宅に入居した時、目がチカチカする、
喉が痛い、頭痛がするなどの症状がでた時「シックハウス症候群」 の可能性があります。 ■原因 主な原因は、建材、家具、日用品(衣服など)などからの
化学物質が増えてきたことと、住宅の機密性が高くなり ライフスタイルが変化し、エアコンをつけて窓を閉め切るなどで換気 が不足しがちになった事が考えられます。 ■原因物質 内装材や塗料、接着材に含まれている
・ホルムアルデヒド・アセトアルデヒド・トルエン・キシレン・エチルベンゼン・スチレン ・パラジクロロベンゼン・テトラデカン・クロルピリホス(使用禁止)・フェノブカルブ ・ダイアジノン・フタル酸ジーn-ブチル・フタル酸ジー2-エチルヘキシル ■対策1 室内の化学物質の濃度を下げる為に理想として、1時間当たり
1〜2回程度部屋の空気を総入れ換えするのが望ましいです。 窓などを開ける自然換気を行う事が出来にくい場合は専門家に 相談した上で機械換気計画を進めます。 ■対策2 これから新築、リフォームする時はホルムアルデヒド放散が少ない
建材類を選びましょう。基準としてはJIS・jASのFc0・Fc1・E0・E1 と言った種類が有ります数値が低い方が放散量が少ない建材 です。また基準改正によりF☆☆☆☆・F☆☆☆・F☆☆・F☆の 4段階で☆の数が多い程、放散量が少ないです。 |
|
|
地震対策(耐震補強)のはなし |
---|
現在のお住まいが、地震に対して堪えられるのかどうか心配している方が多いと思います。
まず「誰でもできるわが家の耐震診断」で自己診断をしてみましょう。 (「誰でもできるわが家の耐震診断」はいろいろなサイトで行っています。 内容は全て国土交通省を利用していますので内容はどれも同じです。) 築年数ですが25年が目安になります。(1981年6月に建築基準法が改正され、 それ以降に建築された建築物には被害が少なかったことが報告されています。) その後に増築があったかどうか。バランスの良い建築物かどうか。 誰でも簡単にできる自己診断ですから一度試してください。 問題があれば(心配であれば)この後は専門家の意見を聞きながら対策を取りましょう。 |
自身で我が家の耐震診断をやってみましょう。 誰でもできるわが家の耐震診断 |
木造住宅の補強方法 補強の方法は、精密診断の計算結果に基づいて、耐震壁を増強するのが一般的です。 金物は耐震壁をより補強するために必要で、金物だけで補強になるわけではありません。 <壁の補強> ・ 筋交をはめ込む。 ・壁に構造用合板を貼る。 ・土台と基礎・柱をきん結する。 ・じん性を高める(木造の在来工法場合) ・認定部材による耐震壁の増強などがあります。 <基礎の補強> ・ひび割れが入っている基礎は原因を調査して補強する ・独立基礎を布基礎に改修 ・ 鉄筋の入っていない基礎は、鉄筋入り基礎と抱き合わせにする。 <壁のバランスを良くする> ・耐力壁は左右前後にバランスよく配置する。 南面に大きな全面窓は耐震的でありません。 |
|
木造住宅の補強金物 筋カイ
|
柱と梁の形づくる長方形は、接合部の強度に余裕がないと、 地震や暴風などの水平力を受けたときに平行四辺形にひしゃげるように変形してしまう。 ここに対角線状に筋交いを加えて三角形の構造を作り、変形を防止する。 |
ホールダウン金物
|
主に木造軸組工法の建物で使用する、補強金物のひとつ。引き寄せ金物とも。この金物は、地震時や台風時に柱が土台や梁から抜けるのを防ぐために必要不可欠な金物で、柱脚(柱の下部)と柱頭(柱の上部)の両方に取り付けるものである。 |
|